私は去年無職になったこと機に引っ越しをしたのですが、ベッドを使っていたことをとても後悔しました。布団にしておけば良かったと。
なんかオシャレというか憧れみたいなしょうもない理由でベッドを使っていました。なんて馬鹿だったんだ。
これから一人暮らしや引っ越しする人の中にも、新居で布団にするかベッドにするか悩んでいる人がいると思います。一度購入したら何年も使いたいし、買ってから後悔したくありませんよね!
そこで、布団とベッド両方の一人暮らし生活を経験した私が、一人暮らしなら布団を強くすすめる理由などを紹介します。
1.一人暮らしなら絶対布団にした方が良い!
私は一人暮らし歴15年以上で、現在は布団で寝ています。でも生まれてこの方ずっと布団だったかというと、そうではありません。
実家暮らしの高校まで:布団
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大学の一人暮らし:折り畳みベッド
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社会人の10年間一人暮らし:フレーム付マットレスベッド
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無職の現在:布団
布団→ベッド→布団というながれで、最終的には布団に落ち着きました。両方経験した上で断言できます。
一人暮らしなら絶対に布団にするべきです!
もう私は今後ベッドに戻る気は全くありません。それくらい一人暮らしには布団が合っていると思います。
(1)引っ越しの邪魔にならない
一人暮らしといえば、引っ越し。大学を卒業して社会人になる時、転勤もしくは転職をする時など、人生の転機には引っ越しがつきものです。
引っ越しをする時はなるべく荷物を少なくして、費用と手間を抑えたいところです。
でもそこで必ずと言っていいほどに邪魔になるのはベッドです。
私も会社を辞めて無職になった時、家賃を安くするために引っ越しをしました。無職で収入がないので引越費用もなるべく抑えたい。
なら赤帽か単身パックだ!と見積りをとってみたものの、ベッドが原因で1人分には収まりませんでした。赤帽なら車2台、単身パックなら2セットという感じで通常の2倍の費用がかかります。
一人暮らしなら引っ越しに赤帽や単身パックを利用したいですが、ベッドがあると収まらないことを学びました。
参考当時実際に使っていたベッド
もし布団だったら折り畳めて場所をとらないので、引っ越しの邪魔になりません。
でもそれだったら折り畳みベッドでもいいのでは?と思うかもしれません。しかし折り畳みベッドを使う場合でも、折り畳みベッドの上に布団やらマットレスを敷くはずです。
結局、折り畳みベッド+布団かマットレスのスペースが発生し、単身パックで不利になると思います。布団なら布団1枚。折り畳めて、さらに柔軟性もあります。
ベッドは処分に困る
ベッドがあると赤帽か単身パックに収まらないとわかった私は、ベッドを処分することにしました。まずはリサイクルショップ3社に見積りをお願いしました。
結果、1社は3000円で買い取り、残りの2社は買い取り不可で有料処分でした。
そこそこ高いベッドだったので、なんとか買い取ってくれる業者がいましたが、よくあるニトリやイケアのベッドだったら買い取ってくれなかったはずです。
事実、同じく邪魔になっていたイケアの2人掛けソファーも見積りをお願いしていたのですが、全ての業者が買取不可で有料処分。口々にニトリやイケアのものは在庫過多なので買い取れませんと言っていました。(結局ソファーは個人に格安で売りました)
売れないとなると捨てるしかありません。粗大ごみに出すと2000円くらい取られます。お金がもったいないです。
ベッドは引っ越しの邪魔になるし、処分にも困ります。布団だったら引っ越しの邪魔にならないし、処分する場合でも燃えるゴミに出せます。
一人暮らしなら布団にするべきと思う最大の理由ですね。
一人暮らしする時には将来的な引っ越しのことを考えて布団にしましょう。
(2)部屋でも省スペース
一人暮らしをする人の大半は1Rか1Kの部屋に住むと思います。間取りは六畳一間が一般的でしょう。私も六畳一間に住んでいますが、ちょっと狭いと感じます。
そんな六畳一間の狭い部屋にでかいベッドを置いたらはっきり言って邪魔です。高さもあるので圧迫感もあります。
布団ならベッドより一回り小さく高さも低いので、圧迫感がありません。しかも折り畳み自由で省スペースです。
例えば友達がくる時などは収納にしまってしまえば、部屋を広々と使えます。
引っ越しだけではなく、一人暮らしのお部屋でも省スペース。布団は一人暮らしに合っています。
(3)天日干しできる
人は寝ている間に汗と呼吸で約500mlの水分を放出していると言われています。湿気やカビ・ダニが気になりますよね。
ベッドも例外ではありません。ベッドのマットレスは定期的に室内で壁に立てかけて、陰干しすることが推奨されています。でも大変だし気軽にできませんよね。
布団なら軽いし気軽に天日干しすることができます。干した後の布団はカラッとしていてとても気持ちいいです。
「一人暮らしなら」とは違うかもしれませんが、布団の優位なところです。
(4)掃除がしやすい
一人暮らしとなれば掃除も家事も全て自分でやらなければいけません。
掃除をかける時に邪魔になるのがベッド。ベッドの下とか壁との間には掃除機が届きにくいし、ゴミがたまりやすいです。かといってベッドをどかして掃除するのは一苦労です。
布団なら掃除する時に畳んで収納にしまっちゃえば、ラクラク掃除機がかけられます。もしくは先ほどの天日干しのタイミングと掃除を合わせてしまえばもっと楽ですね。
あともう一つ気付いたのは「布団はホコリが出にくいのではないか」ということ。
ベッドを使っていた頃は掃除をしてもすぐにホコリが溜まるのが気になっていました。その時はなんでか原因がわからなかったのですが、引っ越ししてからホコリが溜まるスピードが遅くなりました。
引っ越しで変わったのはベッドから布団に変えたこと。ベッドがホコリの原因だったのかと思い至りました。
あくまで経験則なので具体的な理由はわかりませんが、ベッドマットレスの方が布団よりホコリの原因となる繊維量が多いこと、天日干しの有無などが関わるのではないでしょうか。
(5)価格が安い、買い替えやすい
一人暮らしでは家計の管理を全て自分でやらなければいけません。食費・光熱費・通信費に限らず少しでも節約したいところです。
節約という意味においても布団は優秀です。ベッドより布団のほうが安いです。
ベッドは安くても1万円以上、高級ベッドだと10万円以上はします。布団なら安いもので3000円程度。高級布団もありますがベッドほどの品質の差はないと思っています。
私は楽天で買った3000円の敷布団を1年以上使っていますが、破れもなく何の問題もありません。
もし、汚してしまったり破れてしまったとしても安い布団なら買い替えやすいです。燃えるゴミに出せるので処分にも困りません。
ベッドは高いのでそう簡単に買い替えることができません。処分にもお金を取られることが多いです。
一人暮らしの家計に優しいのは断然布団です。
2.布団で心配されること
(1)床にカビが発生するのでは?
最近の一人暮らしのお部屋はフローリングがほとんどですよね。
フローリングに布団を敷くことで心配されるのは床のカビ。
床が畳だったら吸湿してくれるので布団を敷いてもカビが発生しにくいです。しかし、フローリングに直接布団を敷くと、湿気の逃げ場がなくなるのでカビが発生する原因になります。
私もフローリングの部屋に住むにあたって対策を調べました。
代表的なのが「すのこの上に布団を敷く」ですね。すのこで空気の通りをよくするわけです。でも、すのこ自体が邪魔になります。布団の大きなメリットである省スペース性を完全に殺してしまいます。本末転倒です。すのこは却下となりました。
結局私が採用したのは除湿シートです。薄っぺらいシートなので、布団と一緒に畳めます。邪魔になりません。
でも私が使っているのは一般的なシリカゲルの除湿シートではありません。
寝具で有名な東京西川の「ドライウェルプラス」です。
布団の湿気・カビ対策にはドライウェルプラスが最適
ドライウェルプラスは普通の除湿シートではありません。
圧倒的な吸湿力と放湿力をもつ指定外繊維、高吸放湿性能モイスファインEXを使用しています。なんだか名前からして凄そうです。吸湿性能はシリカゲルの2~3倍と強力。
さらに湿気センサーが付いているので、湿気の状態が色でわかります。青だったら乾燥している、ピンクになったら湿気っているです。
センサーがピンクになったら天日干しのサイン。天日干しすれば何度でも吸湿力が復活するので繰り返し使えます。私は布団と合わせて天日干ししています。
万が一汚れた場合でも手洗いできるのが嬉しいです。
実際にドライウェルプラスを使っている様子
実際に我が家で布団の下にドライウェルプラスを敷いている様子がこちら↓
ドライウェルプラスといえども、布団の敷きっぱなしはよくありません。毎日収納するのがベストなのかもしれませんがちょっと面倒くさいです。
なので私は毎日半分ずつ交互に布団をめくっています。それだけでも充分放湿効果があります。
毎日交互にめくっていると、今日はどっち側にめくればよかったんだっけ?と忘れることがあります。そうならないように私は偶数日と奇数日でめくる方向を決めて交互に畳んでいます。
こちらは実際の吸湿センサーです↓
ちょっと見にくいかもしれませんが、まだうっすらと青いです。全然ピンクになっていません。天日干しせずに2週間ぐらい経ちましたが、まだ乾燥しています。
私のようなズボラな使い方で1年以上経ちましたが、フローリングにカビが発生したことはありません。ドライウェルプラス凄いです。
まとめると、フローリングに布団の直敷きはカビが発生する可能性が高いです。なので何らかの対策をしなければいけません。そこで対策として私がおすすめするのはドライウェルプラスです。効果抜群です。
(2)床が固くて眠れないのでは?
布団をフローリングに敷くとなると、床が固くて眠れないのでは?と思うかもしれません。
確かにベッドから布団に変更した当初は「固いなぁ」って感じていました。でも人って慣れる生き物。
2~3日もすれば床が固いのも慣れます。今では全然気にならずグッスリ眠れています。
あと、布団で床の固さが伝わってくると気になるのが「腰痛になるのでは?」ということです。
少なくとも私の場合は布団が原因で腰を痛めることはありませんでした。むしろ固いほうが良いとも思っています。ベッドのフカフカクッションの柔らかさが、逆に腰痛の原因になるという話も聞いたことがありますし。
3.みんな布団にすればいい!
一人暮らしなら「引っ越しの邪魔にならない」「省スペース」「天日干しで清潔」「掃除が楽」「安い」の布団にするべきです。一人暮らしと布団の相性は抜群です。
というか、一人暮らしの人に限らずみんな布団にすればいいのにと思っています。固さにさえ慣れてしまえば良いことばかりですし。(言い過ぎでしょうか?)
もし、今までベッドを使っていて布団を使ったことがないという人がいたら、布団を一度試してみてはいかがでしょうか?
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