様々な料理に使われる「砂糖」。砂糖って時間が経つと固まるのが難点ですよね。固まった砂糖を取り出すのも一苦労ですし、できればサラサラのまま保存したいものです。
私はそう思って100均の商品で探しました。そして砂糖が固まらない最適な保存容器を見つけました。
この記事では、
を紹介します。
この商品を買っておけば間違いないので、ぜひご覧ください。
1.セリアのしっかりパックがおすすめ
私がおすすめする砂糖が固まらない保存容器は、100円ショップセリアの「しっかりパック」です。
現在、砂糖をしっかりパックに移してから常温保存で2ヶ月以上経過しましたが、まったく砂糖が固まっていません。購入時のままのしっとりサラサラ状態です。
セリアのしっかりパックって要は「タッパー」なんですけど、普通のタッパーとは一味違うんです。だから、タッパーなら何でもいいわけではなくて、必ずしっかりパックを選んでください。
普通のタッパーと何が違うのかはこの後説明します。
2.そもそも砂糖が固まるのは密閉保存できていないから
そもそも砂糖ってなんで固まってしまうかご存知ですか?
砂糖にも色々と種類がありますが、私たちがよく使う「上白糖」が固まってしまう主な原因は、「湿度の変化」にあります。
もともと砂糖の結晶は乾燥した状態だとくっつきやすい性質があるんですが、吸湿性の高い転化糖(糖液)でコーティングすることにより、くっつくことを防いでいます。
つまり、砂糖は「適切な湿度を保った状態」から「乾燥状態」に変化すると結晶同士がくっついて固まります。湿度の変化に弱いんですね。
砂糖を固まらせないためには、なるべく湿度を一定に保つ必要がある=「密閉保存」が大事ということがわかると思います。
砂糖が固まって困っている人は、密閉保存できていない可能性が高いです。
3.しっかりパックは密閉度が高い
セリアのしっかりパックが普通のタッパーと一味違うポイントは「密閉度が高い」点にあります。
しっかりパックはソフトな材質で作られているため、密閉度がとても高い保存容器なんです。このソフトな材質で作られている容器を「シール容器」と呼びます。
しっかりパックの柔軟さが1番わかる部分は「フタ」です。握ってみるとふにゃっと曲がります。
※しっかりパックのフタ(柔らかい)
このフタの柔軟性があるから、容器に吸い付くようにピッタリ密閉されるんです。
普通のタッパーのフタはここまで柔らかくありません。握ってもあまり曲がらないです。柔軟性がないので、密閉度も劣ります。
※普通のタッパーのフタ(硬い)
セリアのしっかりパックは密閉度がとても高いので、湿度の変化に弱い砂糖の保存に最適です。
片手で開閉できる保存容器は密閉度が低いので不適切
砂糖などの調味料入れといえば、片手で開閉できるタイプがよく使われますよね。この片手開閉タイプは密閉度がとても低いので砂糖の保存に適していません。
私は片手開閉タイプの容器を買っては「砂糖が固まるなぁ…」を繰り返して失敗しました。今はもう使わなくなった片手開閉タイプの容器たちをご覧ください。
これ以外にも、フタを上から押すことで開閉するタイプの容器も密閉度が低いので、砂糖には使わないほうがいいと思います。セリアだと「PUSH POT」という名称で販売されています。
片手で開閉できる方が便利なのはわかりますが、砂糖が固まってしまっては意味がないのでやめておきましょう。
4.しっかりパックはサイズが豊富
セリアのしっかりパックはサイズが豊富なので、砂糖の消費量に合わせて適切なサイズを選ぶことができます。サイズの種類は24種類にもおよびます。(2018年12月27日現在)
私は容量630mLのしっかりパックAを使っています。計量スプーンのスペースも考慮すると、砂糖が約300g入ります。
しっかりパックAはスリムな形状で省スペースです。砂糖と塩を上下二段に積んで保存すれば、上部のデッドスペースも有効活用できます。
他のサイズだと、容量1LのしっかりパックLもいいと思います。取っ手も付いてて安心です。
私はなるべく省スペースを重視していたため選びませんでしたが、消費ペースの早い人・取っ手が付いている安定性を求める人にはしっかりパックLがおすすめです。
皆さんも砂糖の消費ペースや収納スペースなどを考慮して、最適なサイズを選んでみてください。
5.固まった砂糖を元に戻す方法
私もしっかりパックを買う前は砂糖が固まっていたので、砂糖を元に戻す方法をいくつか試したことがあります。
固まった砂糖を元に戻すには次のような方法があります。
- 水を一滴たらすor霧吹きを吹きかける
- 湿らせたキッチンペーパーをフタと容器の間に挟む
- ちぎった食パンを2切れくらい容器に入れる
- 新しいサラサラの砂糖をかける
- 電子レンジで加熱する
砂糖は乾燥すると固まるので、湿気を与えることによって元に戻す方法が①~④です。私は①を試したことがありますが、効果は感じられなかったです。
「⑤電子レンジで加熱する」が効果的
私が試して1番効果があったのは、⑤の電子レンジで加熱する方法です。
「砂糖は乾燥させると固まるのでは?」
と思うかもしれませんが、砂糖同士をくっつけている微量な水分を電子レンジで完全に飛ばすと逆にサラサラになります。
やり方は簡単です。
を砂糖がほぐれるまで繰り返します。
(※容器が電子レンジ対応なら、容器ごとチンして良いです。非対応なら対応容器に移し替えてからチンしてください。)
電子レンジにかけすぎると砂糖に熱が入って溶けてしまうので注意が必要ですが、ちょっとずつ様子を見ながら加熱すれば失敗することはないと思います。私も何回かやりましたが、失敗することはありませんでした。
簡単にできますし、電子レンジでサラサラにすると以後固まりにくくなるのでおすすめです。
6.砂糖はしっかりパックでしっかり密閉保存しよう
この記事をまとめると次の通りです。
- そもそも砂糖が固まるのは密閉保存できていないから
- セリアのしっかりパックは密閉度が高いので砂糖の保存に最適
- 片手開閉タイプの容器は密閉度が低いので砂糖の保存には不適切
- しっかりパックはサイズが豊富なので最適なサイズを選択できる
- もう既に砂糖が固まってしまった人は電子レンジで加熱してみよう
砂糖はしっかりパックでしっかり密閉保存すれば、長期間サラサラな状態を保てます。砂糖をサラサラに保つことで、いつもの料理がとても楽になりますよ。是非試してみてください。
また、しっかりパックの密閉度の高さはお米の保存容器としても最適です。そのことについては次の記事にまとめていますので、興味のある方は合わせてご覧ください。
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