皆さんマウス使ってますか?デスクトップパソコンだったら当たり前にマウスを使いますよね。
でもノートパソコンだとマウスが付いてこなくて、タッチパッドでの操作を強いられている人もいると思います。
私もその一人で、タッチパッドでの操作に常にストレスを抱えていました。
「もう我慢できない!マウスを買おう!」
そう思って購入したのがロジクールの「M337」です。
この記事では「なぜM337を選んだのか」「実際にM337を使ってみてのレビュー」を紹介します。
1.「M337」を選んだ理由
まずレビューに入る前に、私が「M337」を選んだ理由を紹介したいと思います。
私が選ぶマウスの条件には次の4つがあります。
②ロジクール製であること
③軽くてコンパクトであること
④操作割り当て機能があること
①Bluetoothであること
まずはBluetooth対応であることです。
私のノートパソコンには通常のUSB Type A端子がありません。USB Type-Cのみです。 USBワイヤレスマウスってUSB Type Aタイプがほとんどなので、私のパソコンには接続できないんですよね。
なのでBluetoothマウスの中から選ばなければいけません。Bluetooth縛りです。
②ロジクール製であること
これは完全に個人の好みの問題です。ロジクール製品の品質・デザイン・価格・保証のバランスがとても良いと思っているので私はロジクール一択です。
他メーカー製品はそもそも眼中にありません。
③軽くてコンパクトであること
私にとって軽いことはとても重要です。なぜかというとマウスを持ち上げて使うからです。
例えば「画面左端から右端にカーソルを移動させる時」のマウスの動きは、
「カーソルを画面の1/3だけ右に移動させてマウスを持ち上げてスタート位置に戻す」
を3回繰り返す感じです。
要はマウスをちょこちょこ持ち上げながらカーソルを移動させるわけですね。だからマウスが重いと手首が疲れちゃうんです。
あと男なんですが手はそんなに大きくないので、コンパクトだと扱いやすくて良いですね。
④操作割り当て機能があること
操作をボタン等に割り当てられるって重要です。よく使う操作をパッと行えるってストレスなくて快適なんですよ。
最低でも「戻る」「進む」を割り当てられるボタン等があること。できれば「コピー」「貼り付け」も割り当てたいところです。
つまり操作を割り当てられるボタン等が2~4つ以上はあって欲しいですね。
①~④の条件を満たしたのが「M337」
まずロジクール製でBluetooth対応マウスは現在8つあります。
その中で最も軽いのが「M337」でした。他の7つは全て100g以上であったのに対し「M337」は唯一100g未満の82g。
さらに操作を割り当てられる機構は「ジェスチャーボタン関連×5+ホイール操作関連×3」の計8つもあります。
全ての条件を満たしていて、価格も一番安い。あまり迷うことなく「M337」を購入しました。
2.「M337」レビュー
それでは「M337」のレビューをしていきたいと思います。
「M337」は2016年7月20日に購入したので、約2年間使ってみてのレビューです。
(1)良かった点
・軽くてコンパクト
まず軽くてコンパクトな点は非常に気に入りました。
メーカー公称重量は82g。実際に計ってもピッタリ82gでした。電池込み重量です。
私のようなちょこちょこマウスを持ち上げる使い方を長時間しても手首が疲れません。
サイズはコンパクトで手のひらサイズ。手の小さな女性でも扱いやすいと思います。
持ち手部分はラバーグリップ。凹んだ曲線状になっていて滑らず持ちやすいです。
あと素材のせいなのか手垢が付きにくいです。今まで使っていたマウスは手垢が気になってマウスをしょっちゅう拭いていたんですが、M337はほとんど拭いていないのに綺麗です。
以上のように今の状態で十分軽くてコンパクトなんですが、私は独自の工夫を行ってさらに軽量化しています。
工夫といっても削ったり加工したり大掛かりなことではなく、至って簡単です。
軽量化の方法は「単3電池ではなく単4電池を使う」です。
「サイズが違うから合わないのでは?」と思うかも知れませんが、長さは一緒で単4電池が細いだけです。太ささえ合わせてしまえばピッタリ入るわけですね。
そこで利用するのが「電池スペーサー」です。
私が買ったのは「旭電機化成スマイル キッズADC430」という樹脂製スペーサーで、単4電池をスペーサーにはめ込むだけで単3電池サイズに変換することができます。
スペーサー部分が樹脂製になった分だけ軽くなるというわけなんです。
それでは実際にどれくらい軽くなるのか計ってみたいと思います。
なんと73gです!単3電池の場合は82gでしたので、-9gの軽量化です!
「たったの9g?」と思うかも知れませんが、全然違うんですよ!単4電池がなくなって仕方なく単3電池を久しぶりに使うと「重っ!」って感じるくらい違います。人間ってちょっとの違いも分かるものなんですね。
あと単4電池なので単3電池に比べてもちろん電池持ちは短くなります。軽さをとるか電池持ちをとるかは人それぞれですが、私はより軽いほうが断然良いですね。
・レーザー方式で反応良し。底面も滑らかなので操作しやすい。
センサーはレーザー方式で反応も良好です。マウスパッドがなくても思い通りに操作することができます。ガラスや鏡はさすがにダメでしたが、白い机の上や白い紙の上、服の上でも操作できます。
また、レーザーもマウスの中央付近にあるので、カーソルの移動角度が安定しないということもありません。
底面にはプラスチック製の薄い板状の脚が3箇所あります。それが滑らかなのでスムーズに操作できます。
それと気付いたのは底面にホコリなどのゴミが溜まりにくいことです。
底面に脚があるとどうしても僅かな凹凸ができるのでゴミが溜まりやすいはずなんですが、M337は全然ゴミが溜まりません。ゴミが溜まらないので滑りも悪くなりません。
今まで使っていたマウスは滑りが悪くなってきたなぁと思ったら、しょっちゅう濡れたティッシュでゴミを取り除いていたんですが、M337は2年間で数回程度だと思います。
・ジェスチャーボタンがめちゃくちゃ便利
M337には任意の操作を割り当てられるジェスチャーボタンが付いています。さらにジェスチャーボタン押しながらの4方向にも操作を割り当てられるんですね。
・ジェスチャーボタン押す=1つ
・ジェスチャーボタン押しながら上下左右にマウスを動かす=4つ
操作を割り当てられる機構がジェスチャーボタンだけで5つあるんです。
さらにホイールボタン1つ、ホイール左チルト1つ、右チルト1つを合わせれば、計8つの操作を割り当てられることができます!
自分の良く使う操作、例えば「戻る」「進む」などを割り当ててしまえば、とても作業が捗りますよ!
あと、操作の割り当てにはロジクールオプションというソフトを事前にインストールする必要があります。https://www.logicool.co.jp/ja-jp/product/optionsからをダウンロードして下さいね。
ちなみに参考として私の操作割り当てを紹介します。
ジェスチャーボタン+↓:コピー
ジェスチャーボタン+↑:貼り付け
ジェスチャーボタン+←:左スクロール
ジェスチャーボタン+→:右スクロール
ホイール左:戻る
ホイール右:進む
ホイールボタン:デフォルト(使ってない)
まず、ジェスチャーボタンは「トリプルクリック」です。トリプルクリックは文章1行まるまる選択です。
例えば文章1行をまるまる削除したい時やコピーしたい時にトリプルクリックで選択していたのが、ジェスチャーボタンひとつで済みますよ。
ジェスチャーボタン+↓、↑は「コピー」と「貼り付け」です。コピーアンドペーストはよくするので割り当てると便利です。
マウスを手前に引く動作と奥に押し出す動作が、パソコン画面から情報を引き出す(コピー)、パソコン画面に情報を入れる(貼り付け)イメージと合うので覚えやすいかなと思います。
ジャスチャーボタン+←、→は「左右スクロール」です。使用頻度はそれほど高くはないのですが、あったほうが便利なので割り当てました。
ホイール左、右は「戻る」と「進む」です。ここはデフォルトだと左右スクロールだと思いますが、使用頻度が1番高い戻ると進むを割り当てました。
ホイールボタンはデフォルトのままで使っていません。そもそもホイールボタンを押すのが不安定で難しいからです。
以上が私の割り当てでした。結構使いやすいと思うので、迷ったら参考にしてみて下さい!
(2)どちらとも言えない点
・電池持ちは普通
電池持ちは良くもないし悪くもない感じです。
公称電池寿命は最大10ヶ月。マウスの使用頻度が高い私の場合は3~5ヶ月程度だったと思います。まあ普通ですね
電池が切れそうになると赤ランプが点灯して知らせてくれます。
また電源もスイッチONOFFで節電できます。
スイッチでOFFにしなくても、ある程度の時間放置していると自動で電源OFFになります。
とは言っても10分15分の短時間で自動電源OFFになるわけではありません。少なくとも2時間放置しても自動電源OFFにならないことは確認できたので、時間の余裕を見込んだ設計になっています。
(3)良くなかった点
・質感が安っぽい
実際に安いですし、プラスチック製で軽いから安っぽいのはしょうがないですね。テカテカする素材ではないので、指紋が目立たないという意味では良いかもしれません。
・クリック音がやや大きい
クリック音は普通~やや大きいくらいです。自宅なら問題ないのですが、図書館等の公共で静かな場所では使いづらいかもしれません。
・ホイールの感覚が中途半端
ホイールを回した時の感覚がなんか中途半端です。カチカチ感がしっかりあるわけでもないし、カチカチ感がまったくないスムーズスクロールでもありません。
微妙なカチカチ感なので、1行スクロールする時は気を使って回さないとスクロールし過ぎちゃうことがあります。
中途半端でちょっと残念な点です。
・ホイール左右チルトが故障しやすい?
1台目のM337はホイール左チルトの効きが悪くなって壊れました。私は「戻る」を割り当てていて、使用頻度が高かったのが影響したのかもしれません。
ただ、2年間の無償保証で交換してもらいました。ロジクールさんありがとうございました。
2016年7月20日に購入して2017年5月16日に交換してもらったので約10ヶ月もったといういことですね。
今使っている2台目は約1年3ヶ月経った現在も故障していないので、個体差だったのかもしれません。
3.Bluetoothマウスで軽さ重視なら買い!
Bluetoothマウスで軽さ重視なら間違いなくおすすめできます!ジャスチャーボタンもめっちゃ便利で私はもうジェスチャーボタンなしには戻れません。
良くなかった点についても、普段使用してて物凄く気になるわけでもないですし。
特に不満なく2年間使い続けていることからも、バランスの取れた良機種と言えるでしょう。
ただ、「Bluetoothマウスの中では」おすすめという意味なので、USBワイヤレスマウスでも良い人は他にも選択肢があるのかなと思います。
例えば同じロジクールの「M235」なんかはジェスチャーボタン等の操作割り当て機能はないものの、M337と同じくらい軽くてコンパクトでM337より価格が安いです。
Bluetoothや操作割り当て機能にこだわりがなければM235を選んでも良いのではないでしょうか。
でも最後にもう一回言わせて下さい。
Bluetoothマウスで軽くてコンパクトでジェスチャーボタンまでついた高機能なマウスはM337くらいなので、是非検討してみて下さいね。
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