家庭でもできる透明で綺麗な氷の作り方。氷は買わずに自作して節約しよう

皆さんは飲み物の氷って何を使っていますか?

冷凍庫の製氷皿で作った氷を使っている人も多いのではないでしょうか?手軽なのはいいんですけど、製氷皿で作った氷って中が白くてすぐ溶けちゃいますよね。風味も良くない気がします。

一方で、お店で売っている氷は透明でとても綺麗です。溶けにくいし飲み物も美味しく感じますよね。そんな透明で綺麗な氷を家庭でも作れたらいいなぁって思いませんか?

実は家庭でも透明な氷が作れるんです。

この記事では、私が実践している「家庭でもできる透明で綺麗な氷の作り方」を紹介したいと思います。

1.氷の中はなぜ白い?

そもそも家庭で作る氷はなぜ白いのでしょうか?

家庭用冷凍庫で氷を作る場合、水は急速に外側から中心に向かって凍っていきます。水には少量の空気が含まれているため、外側から中心に凍っていく過程で、空気が中心に追いやられていきます。

追いやられた空気が最後に中心で凍るから、氷の中が白くなるんです。白い氷が溶けやすいのも、中心に空気があるからなんですね。

ゆっくり凍らせることができれば、中心に空気が入りにくくなるのですが、家庭用冷凍庫では難しいです。

つまり、家庭用冷凍庫で透明な氷を作るためには、氷の中心の空気を含んだ部分を取り除く必要があります。話を聞くと難しそうに思えますが、家庭でもできるんです。

以上を踏まえ、透明で綺麗な氷を実際に作っていきましょう!

2.用意する物

透明な氷を作るために次の物を用意して下さい。全て100均で手に入りますよ。

①タッパー
・透明か半透明で中身が見えるもの
・冷凍庫に収まる、かつ邪魔にならない最大限のサイズ(1.5~2Lがおすすめ)
・平べったくない正方形に近い形のもの(氷の厚みをなるべく均一にするため)

②アイスピック
・氷を割るために必要

③ハンマー
・氷を割るために必要

④軍手
・手を保護するために必要

⑤傷ついても良いまな板や洗面器など
・シンクをアイスピックで傷つけないために必要

用意する物

3.透明で綺麗な氷の作り方

(1)タッパーに水道水を入れる

まずはタッパーに水道水を入れます。水は凍ると膨張するので満杯に入れ過ぎないようにして下さい。タッパーの大体8~9割くらい入れれば十分です。

水を入れたらホコリ等のゴミが入らないようにフタをします。

水を入れたタッパー

(2)冷凍庫で7割くらいまで凍らせる

水入りタッパーを冷凍庫で凍らせます。完全に凍らせるのではなく、全体の7割くらいまで凍らせて下さい。外側から凍ってくるので、「外側が氷・中心が水」の状態です。外側の氷7:中心の水3という比率ですね。

実際に7割程度まで凍らせた写真です。タッパー越しだとちょっと見にくいですが、中心あたりに水と氷の境界線が見えます。この状態まで凍らせて下さい。

氷

タッパーから氷を取り出すと状態がよく分かります。

氷

凍らせる時間はタッパーの容量や冷凍庫能力に左右されるので一概には言えませんが、12~24時間程度かかると思います。ちょこちょこ氷の様子をみながら最適な時間を見つけてみて下さい。

ちなみに写真のタッパーは容量1.7Lで18時間かかりました。一つの目安にして下さい。

(3)氷を好みの大きさに割る

氷を割る際は怪我をしないようにアイスピックの取り扱いには充分注意して下さい。また、割れた氷で手を傷つける恐れがあるので、素手ではなく軍手をつけるようにして下さい。

それでは、氷を好みの大きさに割っていきます。

アイスピックで氷を割る際にシンクを傷つける恐れがあるので、シンクの中に傷ついても良いまな板や洗面器等を置きましょう。その上に氷を取り出します。

タッパーから氷を取り出す時は、タッパーを下に向けて入り口をグイッと広げて下さい。そうすると重力で氷がストンと落ちてきます。

氷

あとはアイスピックとハンマーで氷を好みの大きさに割るだけです。左手にアイスピック、右手にハンマーを持ちます。(左利きの人は逆に持って下さい)

アイスピックの先端を氷につけた状態で、アイスピックの頭をハンマーで叩き氷を割ります。

氷とアイスピック
※筆者は軍手するのを忘れて素手でやっていますが、安全をみて軍手をつけましょう。

最初は真っ二つに氷を割ります。そうすると中心の水が流れ出てきます。この水に氷が白くなる原因の空気が含まれているわけですね。

真っ二つの氷

氷を好みの大きさに細かく割ります。

割れた氷

透明でとても綺麗な氷ができました。背景の文字も透けて見えますね。

透明な氷

出来上がった氷は元のタッパーに戻しましょう。どれくらいの氷ができたのか計ってみると約850gですね。

出来上がった氷の重量

1.7Lのタッパーで約0.85kgの氷ができたので、容量×0.5の氷ができると考えてよさそうです。

全体の7割を凍らせましたが、割っている間に氷が溶けたり氷の破片が無駄になったりで、5割程度に目減りしましたね。

所要時間は約15分でした。写真を取りながらなので時間がかかりましたが、実際は10分くらいで終わると思います。

(4)冷凍庫で冷やしてバラけさせ完成

出来上がった氷を再び冷凍庫で冷やします。30分くらい経つと氷周りの溶けた水が凍って、氷同士がくっつきます。

くっついた氷同士の隙間にアイスピックを突っ込み、グリグリしてバラけさせます。くっついている接点は小さいので、弱い力で簡単にバラけますよ。

氷同士が離れたら完成です。製氷スペースに入れて保管しましょう。

完成した氷

4.飲み物容器はサーモスのタンブラーで

綺麗な氷ができたら、あとは飲み物の容器にもこだわりたいところですよね。

ちなみに私はサーモスのタンブラーを愛用しています。

サーモスのタンブラー

サーモスのタンブラーは真空断熱による保冷効果がとても高いので、飲み物の冷たさを長時間保ちます。キンキンに冷えたまま氷がなかなか溶けません。

さらに、冷たい飲み物を入れても表面が結露しないので、快適に飲めます。

私はJDE-600という600mlタイプを使っているのですが、500ml缶・ペットボトルが丸々入ってちょうど良いです。大は小を兼ねますよ。

500mlがちょうど入っているタンブラー

サーモスのタンブラーには廉価のJDIシリーズもあるのですが、直径が7cmとやや狭いです。JDE-600は直径8.5cmで広くて洗いやすいですよ。

JDE-600は洗いやすい

また、ダイソーに売っている「ストローカップ・フタ付き3個入」のフタがJDE-600のフタとしてぴったりです。保冷効果アップやホコリが入るのを防ぎます。

ストローカップはダイソーのアウトドア容器売り場にあります。サーモスのタンブラーと一緒にいかがでしょうか。

サーモス タンブラー JDE-600

5.氷は買わずに自作して節約しよう

家庭でも透明で綺麗な氷を作ることができました。お店で売っている氷と比べても遜色のない出来上がりですよね。

このような透明な氷をスーパーやコンビニで買おうとすると、1kg100~200円程度はします。自分で透明な氷を作っちゃえば、材料費を考えても3~5回程度で元がとれちゃうんじゃないでしょうか?

いつもロックアイスを買っている人は、自分で透明な氷を作るほど節約金額が積み重なっていきます。夏場は飲み物に入れたり氷の消費がとても多くなるので、有効な節約法だと思います。

自分で作った氷は格別に美味しいですし、来客時のお飲み物に透明な氷を入れたら好印象間違いなしです。慣れれば簡単に作れるので、是非挑戦してみて下さいね。

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