着る毛布で暖房いらずって本当?真冬を暖房なしで過ごしてみた

着る毛布

いよいよ冬の寒い季節が近づいてきました。防寒対策しないといけないですね。室内の防寒対策の1つに「着る毛布」があります。

着る毛布の謳い文句といえば「着る毛布で暖房いらず」ですよね。そんなフレーズを聞いて私は、

  • 「着る毛布で暖房いらずって言うけど本当?大げさなんじゃないの?」
  • 「もし暖房なしで過ごせたら、どれくらい節約できるんだろう…」

と疑問に思いました。同じような疑問を持つ人もいると思います。

そこで、この記事では

  • 着る毛布があれば暖房いらずで冬を越せるのか?
  • 暖房いらずで冬を越す方法
  • 暖房なしで冬を越した場合の電気代節約額

を紹介します。

私が去年、実際に試してみた結果なので参考になると思います。着る毛布を購入予定の方、着る毛布で暖房代を節約したい方はぜひご覧ください。

1.着る毛布+αがあれば暖房なしで冬を越せる(※北国を除く)

着る毛布を着れば暖房なしで冬を越せるのは本当です。私は2017年~2018年の冬を暖房なしで過ごすことに成功しました。

ただし、着る毛布「だけ」では厳しいと思います。着る毛布「+α」のアイテムがあれば暖房なしで冬を越せます。(※北国を除く)

・着る毛布だけだと足元が寒い

着る毛布だけだと上半身は暖かいのですが、下半身がどうしても寒いです。いくら着丈の長い着る毛布を買ったとしても、裾がはだけたりめくれたりで隙間ができます。足元がスースーします。

つまり、着る毛布でカバーしきれない足元を暖める+αのアイテムが必要になります。

・北国で暖房なしは無謀

私は現在、埼玉県に住んでいます。埼玉県の12月~3月の平均最高気温は9℃~13℃です。

ただし、室内はもうちょっと暖かいです。私の住んでいるワンルームの冬の室温は12℃~16℃くらいでした。これくらいの気温なら暖房なしでも充分冬を越せます。

しかし、北国の場合はどうでしょう?私は新潟県出身なので、北国の冬の厳しさも知っています。

ちなみに新潟県の12月~3月の平均最高気温は5℃~9℃です。意外と寒くないと思うかもしれませんが、太平洋側と違って雪の日が多く室温も上がりません。暖房なしだと顔や耳が冷たくて我慢できなくなってきます。

これが東北や北海道などのもっと北の県だったら、いくら着る毛布+αで防寒対策したとしても、顔や耳が冷たくて痛くて耐えられないでしょう。

北陸や東北・北海道などの北国で暖房なしは無謀だと思います。

2.私が暖房なしで冬を越した方法

それでは私が実際に暖房なしで冬を越した方法を紹介します。

私は一人暮らしで、部屋の中では主に椅子に座って過ごしています。なので普段のライフスタイルがソファーや椅子に座って過ごす人を想定しています。

(1)必要なもの

  • 着る毛布
  • ブランケット
  • 電気マット
  • 寝袋
  • 竿ピンチ

(2)手順

①電気マットを用意する

足先を暖めるために電気マットを用意します。体の末端は毛布で包んだだけではなかなか暖まらないので、外部熱源の電気マットで暖める必要があります。

電気マットは45cm×45cm程度の小さいタイプでOKです。

電気マット

私は手っ取り早く近所の家電量販店で買いました。

②ブランケットを四つ折りにする

暖かそうなブランケットを近所のホームセンターなどで買ってください。ちょっと大きめのブランケットを選びましょう。幅は最低でも120cmあったほうがいいです。

私はニトリで130cm×150cmの「スローケット」というブランケットを買いました。

ブランケット

用意したブランケットを四つ折りにします。

四つ折りにしたブランケット

③ブランケットに電気マットをはさみこむ

四つ折りにしたブランケットの下から1枚目と2枚目の間に電気マットをはさみこみます。電気マットのスイッチはONにした状態ではさんでください。(まだコンセントには差さない)

ブランケットに電気マットをはさむ

ブランケットに電気マットをはさんだら、ブランケットがはだけないように端を4箇所くらい竿ピンチでとめます。竿ピンチはシーツ干しなどで風で飛ばないようにする大きめの洗濯バサミです。私は100均のダイソーで8個108円のものを買いました。

竿ピンチ

ブランケットを竿ピンチでとめる

すると、ブランケットが筒状になります。この筒状のブランケットに足を突っ込むわけです。

筒状のブランケット

なお、四つ折りの下から2枚目と3枚目の間に足を突っ込みます。そうすれば電気マットに足が直接触れないので、低温やけどすることもありません。

ブランケットに足を突っ込む

④寝袋に「電気マットをはさんだブランケット」を入れる

ブランケット+電気マットでも足先は充分暖かいのですが、太ももからふくらはぎあたりがまだ寒いです。そこで寝袋を使います。

用意した寝袋に先ほどの「電気マットをはさみこんだブランケット」を入れてチャックを締めます。

寝袋に電気マットをはさんだブランケットを入れる 寝袋のチャックを締める

寝袋から電気マットの電源コードを取り出し、コンセントに差します。寝袋の中では電気マットのスイッチONOFFがしにくいので、スイッチ付きコンセントで電源ONOFFすることをおすすめします。

スイッチ付きのコンセント

なお、寝袋はチャックが2つ付いていて両側から開け締めできるタイプを選んでください。チャックが1つだと電源コードが頭側からしか取り出せないので、取り回しが悪くなります。

ちなみに私が買った寝袋は、コールマンのパフォーマー2/C10です。気温が10℃でも快適に寝ることができる仕様になっています。

現在買うなら後継のパフォーマー3/C10が良いと思います。

コールマン(Coleman) パフォーマーIII C10

⑤着る毛布を着て寝袋に足を突っ込む

最後に着る毛布を着て、寝袋の中のブランケットに足を突っ込みましょう。上半身から足先までポカポカですよ。もし寝袋が長すぎて邪魔だったら、写真のように1/3くらい折り返して調節してください。

着る毛布を着て寝袋に足を突っ込む

ちなみに私が着ている着る毛布は「グルーニー」です。着る毛布の定番ですね。

groony グルーニー 着る毛布

私は去年グルーニーを1着買ったのですが、今年も追加で1着買いました。なぜかというとサイズ選びに失敗したからです。

着る毛布「グルーニー」のサイズ選びについては下記の記事でまとめているので、グルーニーを購入予定の方は購入前に是非ご覧ください。

3.暖房なしの電気代節約額

着る毛布+αの暖房なしで過ごした結果、気になるのは電気代の節約額ですよね。どれくらい節約できたのか紹介します。

電気代節約額算出表 電気代の根拠

5ヶ月間で17,800円、月平均3,560円の電気代を節約することができました!ここから、着る毛布+αの購入代金を差し引いてみます。

実質電気代節約額

実質の節約額は5ヶ月間で7,000円、月平均1,400円でした!アイテム代金を差し引いても節約できていますね。

なお、節約前後で契約電力を30A→20Aに変えているので、基本料金が月280円ほど安くなっています。その金額を含んでの月1,400円の節約です。月1400円も節約できれば充分嬉しいですよね。

さらに翌年以降はアイテム代金がかからないので、電気代をまるまる節約できますよ!

4.着る毛布+αで暖房いらず!冬を乗りきろう!

世間でよくある「着る毛布で暖房いらず!」という宣伝文句は誇張表現だと思いましたが、着る毛布+αのアイテムがあれば暖房いらずなのは確かです。

ただ、北陸・東北・北海道など北国にお住まいの方は、暖房なしは無謀なのでやめておきましょう。

私は今年の冬も着る毛布+αで乗りきる予定です。なるべく節約して支出を抑えたいものですね。

今回紹介した方法は一人暮らしの方に向いていると思います。一人暮らしの人は家賃など支出が多くなりがちなので、節約のために一度挑戦してみてはいかがでしょうか?

以上、着る毛布で暖房いらずって本当?真冬を暖房なしで過ごしてみた…の紹介でした。

コメント

  1. 私は新潟市内ですけど電気毛布と寝袋電気冬を越しましたので新潟なら可能かと思います。
    北海道は無理でしょうね
    生死に関わりますからね

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