信頼できる上司の特徴とは?信頼される上司になるためにはどうすればいい?

私は10年間サラリーマンをやっていた中で、信頼できる上司が1人いました。

その会社はいわゆるブラック企業で長時間労働・サービス残業・休日出勤という劣悪な労働環境だったのですが、すぐに辞めなかったのはその上司の存在が大きかったと思います。

その信頼していた上司を仮に「Fさん」とします。

私はやがてFさんの手を離れ、部下を持つようになります。部下を持つからには信頼される上司になりたいと考えていました。

私と同じように信頼される上司になりたいと思いながらも、どう振る舞えば良いかわからないという人もいるのではないでしょうか?

そこで、私から見てFさんはどんな人物だったのか、どんなところが信頼できると感じたのかを振り返りながら、信頼できる上司の特徴を述べたいと思います。

また、信頼される上司になるためにはどうすればいいのか、客観的に考えてみたいと思います。

1.信頼できる上司の特徴

(1)いつも機嫌が良い

Fさんは冗談をよく言う人でした。色んな人の席に行っては一言冗談を言う。そして場を和ませる。社内のムードメーカー的な存在でしたね。

私はそんなFさんの不機嫌そうなところを1回も見たことがありません。いつも楽しそうに仕事をしていました。

仕事で何かわからないことがあったら、まずは上司に聞きますよね。Fさんは仕事をたくさん抱えていましたから、自分の仕事で忙しいはずです。でも嫌な顔一つせずに答えてくれました。

「今忙しいから後にして!」とか突き放したりしません。そもそも忙しい素振りなんて見せませんでした。余裕で仕事をこなしている感じですね。

このように信頼できる上司は「いつも機嫌が良くて、忙しい素振りを見せない」という特徴があります。

人間誰だって生きていれば嫌なことがあります。Fさんだって例外ではないはずです。それでも不機嫌なところを表に出さない。つまり自分の感情をコントロールできているということです。そういう人間は信頼できますよね。

(2)失敗を責めない

私は失敗を恐れて仕事に対して慎重になりすぎるタイプでした。Fさんはそんな私に対して「失敗してもいいからとりあえずやってみよう」「もし失敗しても俺がフォローするから」とよく言っていました。

このような言葉は部下としてはとても安心できるし、伸び伸びと仕事ができますよね。

口だけならいくらでも言えます。いざ失敗したら何のフォローもしてくれない上司もいるでしょう。でもFさんはちゃんとフォローしてくれました。

納期に間に合わなさそうだったら、間に合うような段取りを考えてくれました。実際に仕事を手伝ってくれることもありました。

「失敗をしてもいい、もし失敗してもフォローするから」という言葉は、何かトラブルがあっても絶対に自分で解決できる自信がある、自分の能力に自信を持っていることの裏返しでしょう。

その自信が部下からの信頼に繋がると思います。

(3)性格に裏・表がない

Fさんはとてもひょうきんで明るい性格の人でした。仕事とプライベートでは性格が全然違う人もいますが、私にはFさんの態度や性格が取り繕ったものには到底見えませんでした。

実際にFさんとは仕事だけではなくプライベートの付き合いもありました。一緒にスポーツをしたり、バーベキューをしたこともあります。

Fさんは結婚しているので、そのような場にはFさんの奥さんや子供も参加します。家族と接するFさんの姿を見ることになるのですが、仕事場と何ら変わりありません。いつものひょうきんな感じです。

仕事場でも人によって態度を変えることはありません。お偉いさんにもひょうきんな感じで話しているので怒られやしないか心配になりますが、人柄として嫌味がないんですよね。

このように、信頼できる上司は「性格に裏表がなくて人によって態度を変えない」という特徴があると思います。

性格や態度に裏表がないということは、その人の発する言葉にも裏がないと思えます。言っていることを心底信じられる・信頼できるに繋がるでしょう。

(4)自分を信じてくれる

Fさんは私のことを信頼して仕事をまかせてくれました。ああしろこうしろと細かく口を出すこともなかったですし、私の仕事のやり方を尊重してくれました。

そして仕事をやり遂げた時には、とても褒めてくれました。上辺だけには聞こえない、心の底から褒めてくれているように感じ、嬉しかった記憶があります。

やはり信頼できる上司というのは、何よりも部下を信頼しています。部下も信頼されていることを感じ取るので、上司の期待に答えようと頑張るものです。

まずは上司が部下を信用することからスタートし、上司と部下の信頼関係が築かれていくのだと思います。

(5)仕事ができる

Fさんは30代にして課長級の管理職についていました。それはもちろん人柄の評価に加えて、何よりも仕事ができたことが大きいでしょう。

普通の人が2~3件の案件を同時にこなすのが精一杯の中、Fさんは10件近くの案件を同時にこなしていました。

しかも大型の案件はとりあえずFさんへ、という信頼のされ具合です。客先からの信頼も厚かったです。次もまたFさんに仕事をお願いしたいという客先からの信頼を勝ち取っていました。

このように仕事ができることは、信頼できる上司の大前提と言えるでしょう。いくら性格が良くて心が広かったとしても、仕事ができない上司は優しい上司止まりです。下手したら部下になめられるまであります。

仕事ができるからこそ、色んな言葉や行動に説得力が増し、信頼されるということです。

2.信頼される上司になるためには

(1)心の余裕さと自信が必要

ここまでは信頼できる上司の特徴を述べてきました。まとめると次の通りです。

  • いつも機嫌が良い
  • 失敗を責めない
  • 性格に裏表がない
  • 自分を信じてくれる
  • 仕事ができる

仕事ができるは別としても、その他の特徴はその人の「精神的な部分」が部下に伝わり、信頼に繋がっているように感じます。

私が考える精神的な部分とは「心の余裕さと自信」です。

心に余裕があって自分に自信があるからこそ、いつも機嫌が良くて人によって態度を変える必要もない、他人の失敗を許せるし他人を信じることもできる、という風に考えると納得できませんか?

つまり、信頼される上司になるためには、まず自分の心に余裕を持ち自分に自信をつける必要があるということです。

(2)プライベートを充実させることが最優先

それでは「心の余裕さと自信」は一体どこから湧いてくるのかというと、プライベートの充実だと思うんです。

信頼できる上司ってプライベートも充実していることが多くありませんか?Fさんは結婚して子供も2人いて、友達も多く楽しい私生活を送っています。

一方、信頼されない上司はプライベートも全然楽しそうじゃない。例えば私も部下がいたことがありますが、Fさんのように部下から信頼されていなかったと思います。

私は結婚どころか彼女いない歴=年齢。友達もいませんし、熱中できるような趣味もない。プライベートが楽しいとはとても言えない状況でした。それでは心に余裕も自信も持てるはずがありません。

だからもし、部下に信頼されていない気がする…信頼される上司になるためにはどうすればいいのか…と悩んでいる人がいたとしたら、職場での取り組みを考える前に、

まずは「プライベートを充実させること」に集中してみてはいかがでしょうか?

例えば結婚していない人だったら恋人を作る努力をするとか。無趣味だったら熱中できる趣味を見つけるとか、自分が楽しいと思えることを増やせればいいですね。

そのためには何でもいいから手当たり次第に挑戦してみることが大事だと思います。挑戦した中から心から楽しいと思えることが見つかるはずです。

プライベートが充実すれば、仕事にも良い影響をもたらします。そうすれば職場でも信頼しあえる人間関係を築けることと思います。

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